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取材記事を寄稿(2016年〜)

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アルスエレクトロニカレポート(2)
カルチャーと信仰は、都市とテクノロジーの姿を変えうるか?

アルスエレクトロニカの拠点リンツは、人口約20万人が暮らし、ヨーロッパ中央部に位置し、ドイツ、イタリア、スイス、スロベニア、ハンガリー、スロバキア、チェコ、リヒテンシュタインの8カ国と国境を接するオーストリア第3の都市だ。

この小さな街で5日間に渡って開かれたアルスエレクトロニカ・フェスティバルに、今年は過去最多となる約10万人が訪れた。単純計算にすぎるかもしれないが、開催期は街の人口の3分の1がフェスティバル関係者という状態になるのだ。ちなみに、今年は日本人の来場者も過去多数だった。元々日本人アーティストや大学とつながりの強いアルスエレクトロニカだったが、ここ数年は「アート×インダストリー」をテーマに企業連携を数多く行い、様々な日本企業の人間がここリンツを訪れていた。

アルスエレクトロニカ・レポート(1)
AI時代に見つめるもうひとつの"I"

世界最大級のメディアアートの祭典「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」が、オーストリアの都市・リンツで9月7日から11日にわたって開催された。今年のテーマは「Artificial Intelligence - The Other I(もうひとつの"I")」。人間の仕事を代替し、世界最強の囲碁棋士を打ち負かし、画家・レンブラントの“新作”すら描く――かつてはSFの存在であったAIは、デジタル・エイジに生きる私たちにとってはニュースの定番ネタになり、もはや“奇妙な隣人”だ。私たちは漠然とした期待と不安を抱きながら、見えず、触れることもできないが、社会の中で存在感を増す奇妙な隣人とともに生きている。世界中のアーティストたちがこの奇妙な時代へ投げかけた問いがどんなものであったのか、レポートする。

スイス人メディアアーティストpe lang の、美しい機械が見た「夢」

“動く彫刻”とも呼ばれる「キネティック・アート」は、20世紀初頭からさまざまなアーティストによって開拓されてきたアートのジャンルだ。スイス出身のpe lang(ペ ラン)もまた、エンジニアリングの知見に基づく現代のキネティック・アートを手がける気鋭のメディアアーティストと言えるだろう。彼がつくる無機質で美しい機械は、巧妙に構築された精緻かつ有機的な動きで見る者を魅了する。その美はいかにして生まれてくるのか? 今年3月、アートフェア東京2017のために来日したペ ランにインタビューを敢行した。

ニューヨークにある
“詩的プログラマー”の楽園、SFPC

SFPC(School For Poetic Computation)、直訳すれば「詩的なコンピューテーションのための学校」という、ちょっと不思議な名称を持つオルタナティヴ·スクールがNYにある。世界中から若手のクリエイティブ·コーダーやアーティスト、デザイナーが集結するその学校では、どんな実践が行われているのだろうか? NYのSFPC本拠地の様子をレポートする。