Forbes JAPAN 2016年10月号 No.027

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FEATURE STORY ❶
「健康医療テクノロジー」の衝撃
その治療、時代遅れです

REPORT 1 8K映像VR手術
スクープ!世界初の8Kロボット手術。
生き方が変わる「私の体内への旅」

REPORT 2 先制医療
遺伝子解析AIの威力
「病気になる前に病気を治す」

REPORT 3 ビヘイビアヘルス
ハーバード大学が提唱する
「ビヘイビアヘルス」とは何か

ザ・スタートアップ
ドクター4+2

鍵本忠尚 株式会社ヘリオス
初心を忘れず闘い抜いた“時の人”のこれから

根来秀行 ハーバード大学医学部客員教授
アプリで見える、都合の悪い「私の真実」

池野文昭 MedVenture Partners
シリコンバレーで鍛えた「現役医師のVC」

原口大輔 リバーフィールド株式会社
人間の“神業”を、遠隔操作のロボットに

坂野哲平 株式会社アルム
救急医療アプリが“病院の壁”を超える日
and more...
— http://forbesjapan.com/magazines/detail/54


『スクープ!世界初の8Kロボット手術。生き方が変わる「私の体内への旅」』にて、杉本真樹医師を、『人間の“神業”を、遠隔操作のロボットに』にて、リバーフィールド株式会社CEO原口大輔氏を、『救急医療アプリが“病院の壁”を超える日』にて、株式会社アルムCEO坂野哲平氏を、それぞれインタビュー・ライティング担当(森  旭彦)

身近に医者がいる家庭に育ったので、幼い頃から医療への関心は大きかった。そして今もなお尽きることはない。
ここ数年の中でずいぶん面白かった統合情報理論(意識とはどこにあるのかということを知る上で極めて重要、かつ昨今の人工知能研究者に大きな影響を与えている理論)を唱えたジュリオトノーニ氏の著書『意識はいつ生まれるのか』では、序盤に医学生が解剖研修で脳を手のひらに載せるシーンがある。
解剖では体内の様々な臓器を手術室で取り出して検証してゆく。その中で、主人公(の視点と重なる人物)はふと思うのだ。
「肝臓や心臓を観察しおえたばかりのこの時点で不思議に思われるのは、この1・5キログラムの器官が、どうやったら、なんなく光または闇を見分ける主体を宿せるのか、ということだ」
脳は他の臓器と特性が随分違う。筋肉の塊でできていて、体中に血液を送り込む心臓や、食物を消化する胃腸のように目で見て分かる働きはない。
それでいてその内部で生まれる意識は、遠く宇宙の果てまでを見つめ、人体の小宇宙をまた解明しようとする。
医学とは人間が人間たる所以を解明すると同時に、その知的活動そのものが人間的なのだと思う。

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