宇宙開発にアートから多様性を訴えるアーティストNahumイベント「ぼくと君の月世界旅行」レポート

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インタビュー・執筆・写真撮影:

人類の火星への到達が今世紀中に実現するかもしれない。「Forest on Mars」は、来る「惑星間種族」としての新たな人類史の到来の前に、その文化的インパクトに思いを馳せ、想像力を全宇宙レベルにまで拡張する思考実験ファームだ。Forest on Mars初となるイベントを5月13日に恵比寿「amu」で開催。テーマは「他の星に降り立つ」感覚をつくるというもの。ベルリン在住のメキシコ人アーティスト Nahum とのコラボレーション「ぼくと君の月世界旅行」だ。

ヒプノシス(催眠)を用いて月旅行に出かけるというユニークなパフォーマンス《Voyage: A Session for Remembering(以下Voyage)》、そしてトークセッションの《Orbital Poetics》の様子をレポートする。


「宇宙テクノロジーと瞑想的メソッドを用いたアートパフォーマンス」と聞いて、イメージできる人はさほどいないだろう。宇宙テックに長けた人も、スピリチュアルに精通する人もいるだろうが、両方を真の意味で両立できる人間はそうそういない。ベルリンを拠点に世界各地で活動するメキシコ人アーティストNahum(ナフーム)は、その両立を実現してしまった人物である。自身の宇宙テクノロジーの探求の成果から、EUの国際宇宙連合宇宙においてアーティストとして文化推進を行いながら、イギリスの美大時代に習得したヒプノ・セラピー(催眠療法)の正式な資格も持つ。そして、宇宙芸術のプラットフォーム「KOSMICA」を主宰し、宇宙技術開発者からアーティストまでさまざまな人々を集める活動を続けている

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