wired.jp 2016年のツール・ド・フランスで「その一瞬」を測った時計・Tissot

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インタビュー・執筆:

7月末に今年も幕を閉じたツール・ド・フランス。数々のドラマを生み出したこのレースのタイムキーピングを本年度務めたのはスイスの時計ブランドTissotティソ)だ。160年以上の歴史をもつこのブランドは、ツール・ド・フランスのほかにもNBA、MotoGP™など数々のスポーツでタイムキーピングを担っている。現地でのツール・ド・フランス観戦から、単なるスポンサーを超えたTissotとスポーツの関係を探った。

 


ツール・ド・フランスにおける一瞬の価値

地球上で最も過酷なスポーツイヴェントだともいわれるツール・ド・フランス。その意味はフランス語で「フランス一周」。毎年7月、フランスおよび周辺国を舞台に行われる。全長3,500kmを超えるコースで競われれるこの自転車ロードレースでは、本年も熾烈な争いが繰り広げられた。先日7月23日にはパリのシャンゼリゼ通りをゴールとして、3週間を超える長いレースを終えた。

ツール・ド・フランスの最終コース、21ステージはパリ市内の大通りであるシャンゼリゼ通りを凱旋門へと駆け抜けてからエリアを数周し、この壮大なレースは終わる。「駆け抜けるたびに大きな歓声に包まれる、最後のレースはツール・ド・フランスのなかでも特別なものです」とツール・ド・フランスに参戦した日本人アスリート・新城幸也選手は、21ステージのスタート地点であるシャンティイで語ってくれた。

平坦な行程となる21ステージにはツール・ド・フランスのなかでも特別な「駆け引き」が存在する。ゴール直前でのスプリントといわれる優勝争いに備えて、選手たちは体力をじりじりと消耗させる空気抵抗から身を守り大集団を形成する。この内側に入れば体力を温存することができるからだ。チームにはラストスパートをする「スプリンター」を空気抵抗から守りながら、チームの順位を維持することが求められる。...continue to read

MEDIA森 旭彦WIRED