wired.jp ゲーム内に触れるデヴァイス・UnlimitedHandが「身体の境界線」を溶かし始めた

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インタビュー・執筆:

国内外から注目を集めている触感型ゲームコントローラー『UnlimitedHand』。ゲームの中の世界に触れるというデヴァイスを開発したのは、日本のスタートアップ「H2L」だ。彼らが描く未来には、人間の、身というインターフェイスがなくなっていく世界があるという。ヴァーチャル空間に「触れる」ことは、ぼくたちの身体にとってどんな意味をもつのか。

 


がゲームコントローラーになる

ぼくたちの視覚と聴覚はいま、ヴァーチャルリアリティ(VR)と多数の接点をもっている。

ヘッドマウントディスプレイの代名詞的存在となった「Oculus Rift」(オキュラス・リフト)、さらにはスマートフォンを搭載して使用するダンボール製のVRヴュワー、グーグルの「CARDBOARD」や「ハコスコ」など、手軽な“没入感”はいまや、ごくわずかな対価で手に入る。

しかしぼくたちの多くはまだ、VRに“触れる”体験をしていない。「触覚提示」は、ヴァーチャル体験のフロンティアであり、さまざまな実験的な試みが行われている分野だ。玉城らが開発した「Unlimitedhand」は、ゲームの中の出来事に、文字通り触れることのできるデヴァイスだ。...continue to read

MEDIA森 旭彦WIRED